《建築系ラジオ》2010年9月3日




 建築系ラジオ「書物の現在と未来」に出演させて頂きました。





建築系ラジオ


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  書物の現在と未来(6/7)




「電子書籍の出現で出版業界はどう変わるのか?」


  書物の現在と未来(5/7)




幅允孝「空間を本で演出する真意とは?」


  書物の現在と未来(4/7)




中沢雅子「いま、建築専門書店に何が可能か?」


  書物の現在と未来(3/7)




ミニコミ誌の動向と今後をめぐって


  書物の現在と未来(2/7)




阪根正行「大型書店の店員として、電子書籍の出現をどう見るか?


  書物の現在と未来(1/7)




何故われわれはいま書物について語るべきなのか?


新刊JP2010年6月




ピクウィックさんからバトンを受けて、《新刊JP》で本を紹介させて頂きました。



テーマは《仕事の極意はスポーツ選手から学べ、プロの極意が分かる3冊》。このテーマでこのタイミングで、サッカーの本が1冊も入っていない時点でゴールを大きく外してしまった感がありますが、オススメの3冊、ぜひぜひ!!(ちょうどサッカーワールドカップ開催中の仕事でした。)


  新刊JP




仕事の極意はスポーツ選手から学べ、プロの極意が分かる3冊


丸善&ジュンク堂ウェブ2010年5月



福嶋亮大『神話が考える』(青土社)刊行記念フェア




   批評家の《思考》 (←クリックして!)


      



■ 場所:ジュンク堂書店新宿店(7階23番 人文書フェア棚)



■ 会期:5月1日(土)〜5月31日(日)

読書人2010年4月16日



読書人2010年4月16日


特集:電子書籍元年を迎えて

新聞に載った自分の文章を改めて読んでみました。心配していたほど嫌な感じはしませんでした。うん。大丈夫です。



 



■ 拙稿「2010年リアル書店の旅」、今後のリアル書店の在り方を考える上で一読に値する内容かと思いますので、ご高覧賜りますよう宜しくお願いします



■ トップ記事の幅允孝のインタビューも必読です。幅さんのマネはなかなか難しいのですが、学ぶことが多いです。



   《幅さんのインタビューから》


電子書籍には電子書籍の可能性があると思うんです。でも僕は、そもそも自分たちの出自が本という非能率なものなんだということを忘れないでいたい。うちの会社は5人でやっている小規模の会社なんですけど、「本って悪くないよね」っていう人が年々5%くらいずつ増えていくのを、30年間続けていく、そういう企業でありたいと思っています。それが自分の領分だと思います。本屋が本屋である所以、出版社が出版社たる所以。お金だけのことだったらもっと能率のいい方法がいっぱいあるんですから。

■ 同時掲載の記事も関連テーマです。ぜひ。



藤井淑禎『五〇年前 もう一つの「国民読書年」』


・能勢仁『世界の本屋さん デンマーク〈ガド書店〉』



 週刊読書人


   《拙レポート》

 ハブ型書店の可能性


東大レクチャー2009年12月10日


 東京大学、全学自由研究ゼミナール




『いま、知の現場はどこにあるのか    大学、批評、出版』



第10回:「人文書を販売することの喜びと苦しみ」

   日時:2009年12月10日(木)16:20〜17:50


   場所:東京大学駒場キャンパス


 

  一番右にいる下向いてる人が私です。。。





 《個別発表》


 タイトル:「ハブ型書店の可能性」



 発表者:阪根正行ジュンク堂書店新宿店人文書担当)


《批評誌》アラザル2009年12月6日




  アラザル vol.3』



  


 アラザル3・掲載論文




 拙著「現代小説解読講義:柴崎友香『その街の今は』」



 執筆のプロセス


 12 月21日から店頭販売開始 !!!!!



 ジュンク堂書店新宿店でも販売しています。



 






アラザル同志の西田博至さんが文フリで配布したFP用に著者インタビューをしてくださいました。このインタビュー記事は私自身もすごく気に入っているので転載させて頂きます。


   阪根さんはもともと建築をやっておられた。小説もあまり読まなかったそうですが、柴崎さんの小説は、最初に読んだときから、バチッときました?


はい。たしか『フルタイムライフ』を初めて読んだんですよ。古谷利裕さんのブログで知って。いわゆる物語らしい物語がなく、淡々とした日常が淡々と書かれていると言われていました。読んでみて確かにそうなんですけどね、ちゃんと世界が立ち上がってくるというか、きちんと伝わってきました。



   柴崎さんの小説に於ける世界の立ち上がりかた、と云うのは、それまで親しんでこられた建築書や哲学書では、まるで感じられなかったもの?


書物としてはあまり経験なかったのですが、自分が作ろうと思っていた建築のイメージにすごく近かったんです。僕が学生のときは、まだ自分で手が動かないし、もともと美大の人みたいにデッサンとか訓練してませんから、自分でデザインを立ち上げるのはすごく時間がかかるし、その時間に耐えられない。だから作品集を見て、これがカッコイイと飛びつく訳です。


初めは月並みですが安藤忠雄でした。でも東京の学生にはあまり人気がなかったんです。はやっていたのは妹島和世伊東豊雄です。海外だとレム・コールハースヘルツォーク&ド・ムーロン。だいたいこのあたりをネタ元にみんな一丁前につくる訳です(笑)。


で、ぼくも一度課題で妹島さんっぽいのを作ったんです。全面ガラスで細い柱があってという感じで。空間構成は結構面白くできたと思います。でもね、生理的に合わないんですよ(笑)。これには住めない、住みたくないって(笑)。 それからコールハースっぽいのもやって、これはアーバナートでスポンサー賞獲ったんですよー。結構コテコテ作りこんだし、それでOKなんで生理的にはよかったです。 ただこの頃は学生の勢いでちょっとアートっぽくなりすぎてインスタレーションになって、建築から離れちゃったんです。で、しばらくは作らずに、学校出る頃になって、自分がどういう建築を作りたいのかをもう一度考えたんです。それで興味を持ったのがルイス・カーンで。


もともと僕は手が動かなくて頭で作ってたから、だったら本当に哲学で作ってる人いないかなって思って引っかかったんです。伊東さんや妹島さんはやはりデザインが面白いけど、思考というか、哲学レベルの思考がめちゃくちゃ面白いのがカーンで。それで頭から入ったのだけど、カーンのつくる住宅はすごくいいんです。この家住みたい!って思った(笑)。で、渡辺明さんの事務所へ勤める頃には、奇抜なデザインとか、新しさだけを求める気持ちはほとんど冷めていて、ほんと基本に戻って、ちゃんと図面引いて、ディテール書いて、それで住みたいって思える建築を作りたいっていう、かなり保守的なところにおさまっていたんです。


それでこの話はまとめに入るけど、デザイン的に奇抜だとか、新しいとか、アルゴリズムがどうだとか、その方面はもうタッチする気持ちはなく、僕は「ああ、ここに住んで気持ちいい」っていう感覚を追求しようと思った。建築では失敗したけど、その気持ちは今でも持続していて、すごく分かりやすい話になっちゃったけど、それで読み始めたのが、柴崎友香さんだったり、保坂和志さんだったりで、現在もこのラインが軸です。それで、柴崎さんの小説もなんでもないように書かれているけど、ちょっと深読みしたり分析して考えると、けっこうすごいことやってるんですよ。これは僕が建築していたときの実感にすごく近くて、出来あがった建物って、デザインが奇抜でもない限りホント存在感ないっていうか、せいぜい「なかなか綺麗な建物やなー」って思われるぐらい。でもすごい図面書き込んでいるし、実際に住んでもいいって思える建築って、才能と技術がある人じゃないとやっぱりできないんです。今回の柴崎さんの論考は、そういうところを書きたかったし、今後ほかの作家を論じる際も同様だと思います。ま、あまり「どうだ!すごいだろ!」って言い過ぎるのも逆効果なので、そのあたりはうまいことやりますけどね(笑)。

その街の今は (新潮文庫)

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  《其の一》

 アラザル vol.3』





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 @《第9回文学フリマ




  《其の二》

 アラザルブースはここだ!!!!!




 




  《其の三》

 アラザルvol.3の全貌???



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 アラザル3・発売前速報レビュー!!!!!




  《其の四》


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  黒川直樹




『ALTAのミラーと、夜のマネキンを361体ください。エクステンションはMPEGで。』


  



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