群像新人文学賞2008年5月号



第五十一回群像新人文学賞予選通過(群像2008年5月号掲載)



  


  




  《第五十一回 群像新人文学賞予選通過作品発表》




<評論部門>


◎ 『内破する意志 ー 中上健次論』  井上 正

  『フィッツジェラルド試論 ー 幻滅と恍惚 ー』 大西友

◎ 『松浦理英子論 ー 魅惑する鈍感さ』 大貫 徹

  『狐雲野鶴 ー その幽なる光 ー 〜福田恆存がとらえた「生」〜』
  岡本英敏

◎ 『「生政治」と破滅(カタストロフィー)』 岡和田 晃

  『島嶼的感性 ソクーロフネフスキー』 金子 遊

○ 『過去の在処』 河合 修

  『狂気の道化 あるいは大宰治』 葛川元樹

  『赤シャツをいかにして更生させるのか』 阪根正行

◎ 『囲われない批評 ー 東浩紀中原昌也』 武田将明

  『私、この文学的なるもの ー 柄谷行人試論』 藤原和明

○ 『マルクスと「現在」のはざま』 宮内弘利

  『物語作者 ー 橋本治カルヴィーノ』 山下晴代


◎印 最終候補作品

○印 第二次通過作品

無印 第一次通過作品

(評論部門 応募総数 128篇)

                    

初出場ベスト13!

優勝まであと3歩届かず!!




結果には満足しています。《文章》で勝負していくスタートラインにはつけたかな。また、ここ2〜3年間ずっと考えていたことが解けたのでスッキリしました。ただし、課題はたくさんあります。なかでも問題なのが、


書いたことが、読者に伝わってない。

ということです。問題は解けてるのに答案が書ききれてない。書こうとしているテーマ(内容)に、書く力(技術)が追いついてないのです。もったいない。



ただ、この問題は悲観する必要はありません。なぜなら、克服するのは困難だけど、克服する方法がはっきりしているからです。


よく読んで(観て)、よく書く。

この課題を克服するためには、とにかく書き続ければ良いのです。